どんなお悩みで当事務所にご依頼されましたか?
90歳の叔母が緊急入院、独り身などで、親、兄弟がおらず甥・姪が複数人いるため、
後々、相続が大変になるため
手続きが終わってのご感想をお聞かせください。
公正証書遺言が出来上がり、一安心しました。
堀江先生には親切・丁寧に親身になって進めていただき大変に感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
代表からの返答
この度は当事務所にご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。
ご高齢の叔母様が体調を崩されたということで、長年身の回りの介護をされてきた甥御様からのご相談でした。
「叔母は世話をしてくれた私に相続させると言っていますが、相続人が複数おり、口約束のままでは拗れてしまうと思います。叔母が亡くなる時に争いたくないので、遺言書を作成してもらい、実際の相続になったときはその執行手続きをお願いできないでしょうか?」
このようなご相談だったと記憶しております。
ご依頼者となる叔母様と直接お話しをするために介護施設に伺い、遺産の相続についてご希望をお聞きし、早急に遺言書の案文を作成いたしました。今回のようなケースで留意すべき点として他の相続人への配慮について助言させていただき、遺言者であるご依頼者様には「付言事項」でその想いを記していただくようにいたしました。
その後、身体の不自由なご依頼者様の事情をお伝えして公証人の先生には出張による作成を依頼し、無事に作成することが出来ました。
生前の面倒をみていた親族に「遺産を譲る」とたとえご本人が言っていても、それは法的な効力のある書面にしなければ実現が難しいものです。しかも、他の推定相続人が複数いる場合は残念ながら被相続人の希望通りには進みません。
遺言書を作成することで希望通りの相続が実現できますし、遺言書の執行人に予め専門家を指名しておくことも他の相続人の疑念を払拭する助けになります。そして、何よりも相続発生時の相続人の手間が掛かりません。
今回は身の回りのお世話をしていた甥御様がトラブルを予知して、事前にご相談いただけたので大変良かったと思います。